全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、山本中部経産局長と情報交換会を開催

名古屋産業人クラブ(内藤明人会長=リンナイ会長)は10月16日、アパホテル錦(名古屋市中区)で「山本雅史中部経済産業局長とクラブ会員との情報交換会」を開いた。山本局長は中部地区経済の動向について「今年に入り、景況は緩やかながらも回復している。課題は設備投資が進まず、古い生産設備が増えていること。ただ夏ごろから少し動きが出ており、期待している」とした。情報交換会には岐阜産業人クラブ会員も含めて16人が参加した。
山本局長は日本産業再興プランについても解説し、「新しい設備、事業、産業、人材に投資して成長への道筋をつけようということ」とした上で、「企業はバブル崩壊後、リスクを冒すことに臆病になり、立ち直りが遅れた。設備投資や新事業進出を積極化してほしい」と呼びかけた。
参加者からは「中小企業の支援策を展開してほしい。人材確保が難しい」「ベンチャー支援も重要だが、既存企業を存続させる施策を」といった要望があった。このほか「補助金申請時の手続き書類が複雑すぎるので改善してほしい」「事業継承する時の税金負担が大変だった」「(建設)作業者が不足しており、工事が進まない」との訴えもあった。これを受け、山本局長は「生の声を聞けて良かった。官民一体になって課題を克服したい」と強調した。


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