全国各クラブの活動報告

大分産業人クラブ、医工学官連携を見学

大分産業人クラブ(太田清利会長=ざびえる本舗社長)は10月25日、九州工業大学情報工学部の飯塚キャンパス(福岡県飯塚市)を訪問し、九州工大、飯塚市、飯塚病院(同)が取り組んでいる医工学官連携の現場を見学した。九州工大の鹿毛浩之理事兼副学長、九州・山口産業人クラブ会員のワークス(福岡県遠賀町)の三重野計滋社長ら25人が参加した。
まず九州工大の伊藤高廣教授と三重野社長がカプセル内視鏡の共同開発事例を紹介した。カプセル内視鏡を磁気振動で前後に移動させることにより、消化管内で特定部位のみの画像を撮影できる。精密加工技術で医療分野への参入を目指している三重野社長は「大学の知財を活用することが新分野進出のポイントになる」と強調した。
続いて飯塚市、飯塚病院の担当者が九州工大を核とした連携内容を紹介。また大分産業人クラブのテオリック(大分県国東市)の川田義浩試作開発部課長が福祉機器を、デンケン(同由布市)の石井源太社長が血栓症体外診断システムなどの開発事例を紹介した。
その後、半導体関連技術の教育研究施設「マイクロ化総合技術センター」と先端金型センターも見学。会員はそれぞれの説明に関心を示し、新たな連携に期待を寄せていた。


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