全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・ＴＤＵ産学交流会（佐藤達雄会長＝アーベルソフト会長）は９月２７日、川越プリンスホテル（埼玉県川越市）で「２０１３年度通常総会」を開催した。１２年度事業報告・収支決算、１３年度事業計画・収支予算案を承認した。約２０人が参加した。
総会後、岩田鉄工所（岐阜県羽島市）の岩田勝美社長が「中小企業の生きる道『Ｂ　ｔｏ　Ｂ』から『Ｂ　ｔｏ　Ｃ』へ」をテーマに講演。父親が経営する小さな町工場に入社し、最新の機械を導入して成功した例や、０８年秋のリーマン・ショック後の景気低迷を乗り越え、自社製品の電動つえを開発したエピソードなどを披露した上で、「コンシューマービジネスに参入できたのもＢ　ｔｏ　Ｂの厳しい要求に磨かれた技術があったからこそ。国内産業の空洞化が止まらない今こそ中小企業にはチャレンジ魂が必要だ」と指摘した。
懇親会では東京電機大学の加藤康太郎理事長が「６月に東京千住キャンパスの連結式縦型蓄熱槽で『経済産業省資源エネルギー庁長官賞』を受賞した」などと紹介。日本伸管の細沼哲夫会長が乾杯の音頭をとり、和やかに産学交流した。