全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、原口氏が講演-失敗しない経営継承

栃木産業人クラブ(高橋和夫会長=大高商事社長)は7月5日、ホテル東日本宇都宮(宇都宮市)で2013年度定時総会を開いた。冒頭、高橋会長が「アベノミクスで経済が上向きになりつつあるが、栃木県内の産業の動向を見るとまだ限定的。会員同士の交流を通じて事業展開のヒントを得られる活動をしていきたい」と抱負を語った。12年度事業報告や13年度事業計画案などを審議し、承認された。講演会や懇親会を含めて約50人が参加した。
総会後、会員の原口純一郎東京中小企業投資育成業務第五部長が「失敗しない経営承継」と題して講演。実例を交えながら、「大半の経営者にとって経営承継は初の経験であり、誤った判断に気づきにくい。経営者の一番の役割は後継体制をしっかりとつくることだ」などと説き、参加者は熱心に耳を傾けていた。
懇親会では八木沢穣シンテックス社長の乾杯の後、新入会員を代表し、吉成重雄吉成工具研磨社長、佐久間昌平宇都宮機器専務があいさつ。
 名誉会長である福田富一栃木県知事は学生との交流を振り返り、「東日本大震災後、真面目な学生が増えた。安心して産業界の皆さんのもとに送り出せる」と強調した。中締めは田中敏文田中電気研究所社長が務めた。


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