全国各クラブの活動報告

いわき産業人クラブ、雇用・人材育成で連携-吉武山形大教授が講演

いわき産業人クラブ(菅栄蔵会長=元常磐開発社長)は3日、パレスいわや(福島県いわき市)で、「2013年度定時総会&記念講演会」を開いた。菅会長は「東日本大震災の被災地では、沿岸部と内陸部で復興の進捗(しんちょく)に違いが見られる。まだ道半ばの状況だ。完全復興までは幾多の困難が待ち受けるが、地域が一丸になって『誇れるいわき』の実現に向けてまい進しよう」と、一層の連携強化を呼びかけた。12年度事業報告と収支決算報告、13年度事業計画案と収支予算案、役員改選の3議案を審議し、原案どおり承認された。会員ら約30人が参加した。
記念講演は山形大学院理工学研究科の吉武秀哉教授が「有機エレクトロニクス・蓄電デバイス開発研究センターの試み~『雇用創出・利益・人材育成』を目的とした新しい産学官金連携の実現を目指して」をテーマに講演。「中小企業は得意分野や技術、地域経済への貢献度などをしっかりと社会にアピールすることが重要」と指摘した。
交流会には福島ハイテクプラザいわき技術センターの野村隆所長らがかけつけた。和やかな雰囲気の中、交流を深めた。東北ネヂ製造の関口隆秀社長が中締めし、皆、笑顔で散会した。


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