全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ、優秀従業員表彰式を開催

 大阪産業人クラブ(山口多賀司会長=非破壊検査社主)は14日、太閤園(大阪市都島区)で2013年度の定時総会と記念講演会、第1回優秀従業員表彰式を開いた。山口会長は「安倍晋三政権の経済政策『アベノミクス』で経済が変動している。一方で鉄鋼やエネルギー産業は苦しい状況にある。また中小企業にはまだ(景気が良くなる)実感はない。これからを注目したい」とあいさつ。総会は12年度の活動報告と13年度の活動計画案を審議し、承認された。
 記念講演会は東レ常任理事コンポジット事業部門長A&Aセンター所長の須賀康雄氏を講師に招き、「先端材料事業の創出と拡大」をテーマに開いた。須賀氏は「今、注目されている炭素繊維は開発から40年間、売り上げに全く貢献できなかった。だが航空機への採用を皮切りに、自動車や部品にも採用されつつある」と、粘り強い研究の必要性を説いた。
 総会後、第1回優秀従業員の表彰式(写真)を開催。山口会長が表彰者6人に表彰状と記念品を手渡し、「これからも企業発展と日本のモノづくり技術の向上に貢献してほしい」とたたえた。
受賞者は次の通り(カッコ内は社名)。
 ▽=西川義憲氏(アイワ製作所)▽=安宅一浩氏(近畿刃物工業)▽=大崎進一氏(タナカカメ)▽=上辻正博氏(東洋焼鈍)▽=藤尾高司氏(ポニー工業)▽=吉田裕憲氏(マツダ)


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