全国各クラブの活動報告

新潟産業人クラブ、アウトドア用品のスノーピーク訪問

 新潟産業人クラブ(谷地田茂明会長=ヤチダ社長)は9日、アウトドア用品の店舗「ナチュラルライフストア」を展開しているスノーピーク(新潟県三条市)の本社工場を訪問した。約16万5000平方メートルのキャンプ場を併設しており、自然志向のライフスタイルを提案して根強いファンをつかんでいる。22人が参加した。
 事務所はガラス張り。同じ部門の人の隣に座らず、毎日、席が変わるフリーデスク制を採用。設計開発、生産、営業、総務の各部門間の交流を深めるとともに、自由で柔軟な発想が生まれる環境を整えている。事務所、工場では5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を徹底。発光ダイオード(LED)照明を導入して省エネルギーに配慮している。
 講演は山井太社長による「スノーピークの経営戦略」。山井社長は「売上高が落ち込んだ98年にキャンプイベントを開き、自らキャンプしている人たちの要望を聞いて高品質な製品づくりとビジネススタイルの改革を断行した」ことなどを紹介した。その後は業績が回復して7期連続で増収を達成。スノーピークブランドを確立し、現在は日本、韓国、米国、台湾で47店舗を運営する。見学後、懇親会を開いて情報交換した。


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