全国各クラブの活動報告

西日本地区の産業人クラブ、マレーシアに産業視察団派遣

 日本産業人クラブ連合会の西日本地区の各産業人クラブ(大阪、名古屋、岐阜、滋賀、中国四国)は共同で12―16日に、マレーシア産業視察団(山口宣弘団長=富士電熱開発社社長)を派遣した。現地参加を含め21人が参加した。
 初日の12日は現地時間17時過ぎにクアラルンプール空港に降り立った。ホテル近くのレストランで結団式を開いた後、鍋料理を楽しみながら親交を深めた。
 13日午前中はマレーシアで第2位の金融グループであるCIMB本社とマレーシア投資開発庁(MIDA)を訪問した。ここでは、マレーシア経済の現況や投資環境、現地法人設立時の注意事項などについてレクチャーを受けた。午後は17年前にマレーシアに進出した表面熱処理会社のオリエンタルエンジニアリング(東京都荒川区)の現地法人を視察。マレーシアの労働環境などについて話を聞き、工場も見学した。その後、マラッカ州に移動した。
 14日はホンダマレーシア(マラッカ州)を訪ねた。4輪車の組み立てラインはゆっくりした流れで、現場には手作り感が漂っていた。続いてホンダに隣接する物流会社のマレーシア日新を訪問し、バスで4時間かけてジョホールバル市に移動した。
 視察最終日の15日は、精密バネを手がける瑞穂スプリング製作所(名古屋市緑区)の現地法人であるミズホプレシジョンエンジニアリングを訪問。堀内久紗子瑞穂スプリング製作所会長と伊相昌治ミズホプレシジョンエンジニアリング社長の説明を受けながら工場を見学した。参加者は充実した生産設備や細かな作業を熱心に見入っていた。


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