全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、サーモセッタの遠山社長が永井嘉吉記念賞を受賞

 名古屋産業人クラブ(内藤明人会長=リンナイ会長)は1月31日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで「第29回永井嘉吉記念賞」の顕彰式を開いた。今回はサーモセッタ(愛知県一宮市)の遠山正春社長が受賞した。
 遠山社長は1975年に独立し、自動車部品の試作品を作る企業を設立した。その5年後、独立前の会社で関わっていた熱硬化性樹脂の可能性が捨てがたくサーモセッタを設立。熱硬化性樹脂を用いた自動車部品や産業機械用部品を製造、順調に業績を伸ばしてきた。
 その後、強度が高く金属と樹脂の長所をあわせ持つ新素材「サーモライト」を開発、自社製品として「樹脂製歯車」を製造した。今回の受賞はニッチな分野にもかかわらず独自性を高め、会社を順調に発展させた取り組みが評価された。
 同賞は名古屋産業人クラブ2代目会長の故永井嘉吉氏の遺産を基金とする顕彰制度。クラブ会員の中から優れた中小企業経営者を毎年一人顕彰している。


このページの先頭へ