全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、鈴木氏が部品加工新規分野開拓で講演

 栃木産業人クラブ(高橋和夫会長=大高商事社長)は4日、宇都宮市のホテル東日本宇都宮で「2013年賀詞交歓会」を開いた。63人が参加。冒頭、高橋会長が「地域がバネとなり、日本経済を明るくしたい」とあいさつした。
 続いて精密切削部品加工のスズキプレシオン(栃木県鹿沼市)の鈴木庸介会長が「部品加工会社の新展開 新規分野開拓と自社製品開発例」と題して講演。下請けからの脱却を目指し医療機器や工作機器を開発。コンピューター数値制御(CNC)自動旋盤用4倍速スピンドルの開発で、2012年に超モノづくり部品大賞(モノづくり日本会議、日刊工業新聞社主催)の日本力賞を受賞した。「医療機器は中小企業の技術が生かせる分野」「これからの部品加工はメーカーに任せるだけではいけない」などと語った。
 懇親会では栃木産業人クラブの名誉会長を務める福田富一栃木県知事が12年の全国高等専門学校ロボットコンテストでロボコン大賞を受賞した小山工業高等専門学校の活躍などを挙げ、「県としてもモノづくりを支援していく」と述べた。


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