全国各クラブの活動報告

名古屋・女性部会、中国人の対日観テーマに学習会

 名古屋産業人クラブ・女性部会(奥野雅世会長=奥野工業会長)は2012年12月13日、名古屋市中区の名古屋東急ホテルで「学習会&懇談会」を開いた。22人が参加した。学習会では明コンサルティングの兪明鶴(ゆ・めいかく)社長が「報道だけでは分からない中国の実態~本音で語る中国人の対日観」をテーマに講演した。
 兪社長は「日本は性善説の民族で人柄がいい。それだけに戦略性に欠ける。陰陽説をとる中国の光の部分についてはよく知っているが陰の部分については疎い」「日本には中国や韓国にない皇室がある。これは世界に通用するブランドであり永遠に続く財産だ。中国は孔子、孟子がブランドだが2500年前のもの。この頃に全ての基盤が整ったが、唐の時代から衰退が始まり近代化が遅れた」と語った。
 さらに「中国の歴史観は階級史観であり、敵が存在して自分の存在がある。中国で英雄と言えば侵略者に対抗した人。日本はペルーを排斥せず近代化の足がかりにした」と指摘。日中間の問題については「お互いが違いを認めて嫌いなことには目をつぶり、好きなことを探してやっていくしかない」と説いた。学習会終了の懇談会では、会員の近況報告や経済状況についての情報交換をした。


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