全国各クラブの活動報告

城北産業人クラブ、100年企業講演会を開催

 城北産業人クラブ(檜垣昌子会長=山陽プレス工業社長)は2012年12月7日、東京都豊島区の東京芸術劇場で100年企業講演会を開いた。7人が参加し、祭り用品を扱う「浅草中屋」の屋号で有名な中川(東京都台東区)の中川雅雄社長による「100年企業の交友録―東京の老舗企業の共通項を考える」と題した講演に耳を傾けた。中川氏は1910年創業の同社の家訓の一つである「小売業は情報産業」を紹介。コンピューターで購入履歴を管理して生産管理だけでなく顧客に追加注文を提案したりするなどの取り組みを紹介し、「IT技術と宅配がなかったらこのビジネスはできなかった」と話した。
 老舗企業のメセナ(文化芸術活動の支援)に関する話題では、同社が年4回、ポッドキャストで音声配信している番組「江戸東京人セミナー」に触れた。
 毎回、老舗企業の経営者が登場して30分―1時間、自らの思いを話す番組を制作し、低予算ながら一回当たり3000―4000のアクセス・ダウンロードがあることなどを披露した。「番組を通じて、老舗経営者と親しくなれた。この番組で老舗ブームが起きたと自負している」と締めくくった。


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