全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会、バイオエネの現状・課題で講演

 埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(佐藤達雄会長=アーベルソフト会長)は2012年12月3日、埼玉県川越市の川越プリンスホテルで講演会・忘年会を開いた。会員企業、大学などから25人が参加。椎葉究東京電機大学(TDU)理工学部生命理工学系教授による「バイオエネルギーの現状と課題」の講演を聞いた後、忘年会で盛り上がった。
 佐藤会長は、民主党政権の3年間を振り返りながら「新政権には円安誘導と、大がかりな公共投資による景気刺激策を期待したい」とあいさつ。椎葉教授は講演で、バイオ燃料のエネルギーとしての可能性を解説。穀類を用いたバイオ燃料の普及が穀物価格の高騰につながっている問題点を指摘する一方、「藻類による燃料生成は生産性に課題があったが、オーランチオキリウムのような新種の発見により、可能性が広がっている」などと今後への期待を語った。
 忘年会では、加藤康太郎TDU理事長が「本学は今年、東京千住キャンパスを新設したが、最近さまざまな媒体から就職に有利な大学として高く評価されており、大変励みになっている」などとあいさつ。中締めを担当した日本伸管の細沼哲夫会長は、新政権による追加経済対策への期待や自らの健康談議を交え、力強く会を締めくくった。


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