全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ・産業人フォーラム部会、工作機械製造の唐津鉄工所見学

 大阪産業人クラブ・産業人フォーラム部会(田中太一朗=タナカカメ会長)は11月14、15の両日、産業視察で佐賀県を訪れた。国内で初めて工作機械を製造した唐津鉄工所(佐賀県唐津市)の見学会が実現した。
 当日は同鉄工所の3代目社長である竹尾啓助社長が会社概要を説明。続いて超大型旋盤やロール研削盤、歯切り盤、最新のステアリングウオーム盤などの生産現場を視察した。
 同社は1909年に創業。戦艦大和・武蔵の砲身の孔を削った、中ぐり盤も同社が開発した。創業以来の理念である"用うるに利有るをつくり、売るに利有るものを追わず"の精神を現在も受け継いでいる。竹尾社長は「買っていただき、使って喜んでいただく機械づくり」の精神を全社員が目指すべき理想に掲げるなど、言葉の端々に技術者として誇りの高さをのぞかせた。
 その後、二手に分かれ、観光組は焼き物の町として有名な唐津市の中里太郎右衛門窯や柿右衛門窯を訪問。ゴルフ組のグループは佐賀ロイヤルゴルフクラブでプレーし、ワークステーションの末吉晃一郎社長が優勝した。


このページの先頭へ