全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会、「日本の生きる道」テーマに岡村氏講演」

 埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(佐藤達雄会長=アーベルソフト会長)は9月27日、埼玉県川越市の川越東武ホテルで第23回通常総会を開催した。会員、東京電機大学(TDU)側から35人が参加し、総会、講演会、懇親会が行われた。
 総会の冒頭、佐藤会長は、中小企業経営者が直面している円高や内需不足などの現状に言及。政府に対し「IT関連の教育投資の拡大で、国内産業を活性化させるべき」と景気浮揚策の重要性を強調した。
 議案審議では第22期活動報告・決算報告と第23期活動計画・収支予算案を原案通り承認。役員改選では中山洋TDU准教授の理事退任を受け、新たに藤本衡TDU准教授を選任した。
 記念講演では経済産業調査会理事長特別補佐の岡村信克氏が「我が国産業が生きる道」をテーマに講演。日本が直面している国際競争力低下の現状について資料を基に詳しく分析。その上で「これからの日本経済は、従来の自動車・エレクトロニクス中心の一本足構造から、インフラ輸出や環境・エネルギーの課題解決産業、文化、医療、ロボットなどを軸にした八ケ岳構造に変えていかなければならない」などと解説した。
 懇親会では古田勝久TDU学長が新設の東京千住キャンパスで予定されているイベントなどを紹介。終始、和やかな雰囲気の中で産学の交流が活発に行われた。


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