全国各クラブの活動報告

城北産業人クラブ、市川日銀審議役金融情勢で講演

 城北産業人クラブ(檜垣昌子会長=山陽プレス工業社長)は9月7日、東京・日本橋小網町の日刊工業新聞社本社で勉強会を行った。7人が参加した。
 さくらリポートを担当する日本銀行調査統計局の市川能英地域経済調査審議役が「最近の金融経済情勢について」と題して講演した。市川氏は現在の景気の現状評価や変動の要因、その判断などについて解説。円高や欧州債務危機問題、金融政策などについて説明した。
 参加者は「これまで分からなかった部分が良く理解できた」と話していた。終了後は参加者らと意見交換し、中小企業の生の声を知る機会ともなった。
 講演終了後は東京・日本橋本石町の日銀へ移動。1896年に完成し、国の重要文化財に指定されている日銀本館内を見学した。旧地下金庫では、建築当時のまま保存されている金庫扉や壁を興味深く眺めていた。日銀技師による建物の歴史と変遷についての特別解説もあり、参加者らは日銀の歴史の重さを感じていた。


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