全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ東東京マネジメント研究会、産学連携で2氏が講演

 東京産業人クラブ東東京マネジメント研究会(嶋田貫一会長=高橋木箱製作所社長)3日、東京都中央区の日刊工業新聞本社でゼミナールを開いた。第1部では東京東信用金庫(東京都墨田区、長谷川圭志理事長、03・5610・1111)の石毛弘之地域支援部長が、同信金と芝浦工業大学などとの産学連携の取り組みを紹介。「中小企業の優れた技術を大学教授に発掘してもらう」(石毛部長)との狙いを語った。
 第2部では東京理科大学の藤本隆科学技術交流センター長がこれからの産学連携の方向性について講演した。介護者支援用のマッスルスーツの開発を例に挙げ、同大学や信州大学など複数大学の知財を活用し製品化に取り組んでいる事例を紹介。「大学間の壁を越えた知財群の活用が必要だ」(同センター長)と指摘した。
 最後に嶋田会長が同大学が2013年に春に東京都葛飾区に新キャンパスを開設することに触れ、「東東京地域への参入に大きな期待を寄せている」と話した。


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