全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ、賀詞交歓会を開催

 東京産業人クラブ(千野俊猛会長=日刊工業新聞社相談役)は20日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで「2011年新春講演会と賀詞交歓会」を開いた。講演会は米国大使館/東京アメリカンセンターとの共催。約100人が参加した。
 井水治博日刊工業新聞社社長とアン・カンバラ東京アメリカンセンター館長によるあいさつの後、マーク・ウォール在日米国大使館経済・科学担当公使が「2011年の日米経済の展望」と題して講演。「アジア太平洋経済協力会議(APEC)で日本はグリーンエネルギー技術などに関してイニシアチブを取っており、今後も企業精神を発揮してほしい」と期待を表明。また「日米関係は他に類を見ないほど緊密であり、見通しは明るい」と語り、参加者は熱心に耳を傾けていた。講演後は、中国との関係やTPP(環太平洋連携協定)の展開、米国経済の見通しなどについて盛んに質問が寄せられた。
 賀詞交歓会には、第28回中小企業優秀経営者顕彰受賞者も参加した。
 椎名武雄日本IBM名誉相談役が「世間では暗いニュースが多いが、ここには時代の変化を先取りするとともに人材育成などに積極的に取り組んでいる経営者が集まっている」と乾杯の音頭を取った。その後、参加者は活発に意見を交わしていた。


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