全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ・岐阜産業人クラブ、鍋屋バイテックを見学

 名古屋産業人クラブ(内藤明人会長=リンナイ会長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は11月19日、機械要素部品メーカー、鍋屋バイテック(岐阜県関市)の本社工場で見学会を開いた。40人の会員が、7万アイテムを1点から最短で受注の翌日に納品する体制などについて学んだ。
 同社の製品群はプーリーやレバー、カップリングなど幅広い。顧客の求めに即、最適な状態で応える「寿司バーコンセプト」を方針とする。3万アイテムに限れば14時までの受注分を翌日発送。これを支える人材育成策や7割を内製する社内設備について、「内製は大変ではないか」といった質問が相次いだ。
 同社は鋳物業で創業450年の老舗。時代に合わせて変えてきた事業内容を金田光夫社長が説明した。中国などアジア諸国の台頭には「製品はまねできても、開発力やどう作るかはまねできない」と断言。自己研さん支援や多能工化の取り組みも紹介した。見学者からはモダンなオフィスや緑豊かな環境に「こんな会社で働きたい」との声も上がった。


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