全国各クラブの活動報告

多摩産業人クラブ、平均40歳の若手集う

東京都の西部に位置する多摩地域の中小企業21社で組織する多摩産業人クラブが10月25日に旗揚げした。会員は若手の経営者・後継者で構成し、平均年齢は40・3歳。工場見学会や講演会の企画、相互の交流などを通じて経営者としての資質の向上を目指す。
 東京都立川市のホテルで開いた設立総会では、会長に臼井努京西テクノス社長を選出。臼井会長はあいさつの中で「多摩地域の特徴のある企業が集まった。よいものを吸収し合い、互いに高め合っていこう」と抱負を述べた。

 設立総会後の記念講演会では庄山悦彦日立製作所相談役が「誇りを胸に、モノづくりの心」と題して講演。会員らに「中小企業として機動性や柔軟性、創造性を発揮し、わが国経済のダイナミズムの源泉、との誇りを持って仕事にあたってほしい」と言葉をかけた。
 引き続いての交流懇親会は行政や地元金融機関のトップら多数の来賓を迎えて開催。経済産業省関東経済産業局の吉沢雅隆地域経済部長と多摩信用金庫の佐藤浩二理事長が来賓を代表して祝辞を述べた。
 その後、西武信用金庫の落合寛司理事長が乾杯の音頭を取り祝宴がスタート。初対面の会員も多く互いに名刺を交換し合ったり、来賓や庄山日立製作所相談役を取り囲んでの談笑の輪があちこちにみられた。


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