全国各クラブの活動報告

羽田24時間化でシンポ開催

 東京産業人クラブ(千野俊猛会長=日刊工業新聞社社長)、芝浦工業大学、日刊工業新聞社は9月17日、芝浦工大・芝浦キャンパスでシンポジウム「羽田空港の24時間国際線就航はビジネスチャンスになるか」を開いた。
 10月の羽田空港の24時間化をテーマに、城南地域の製造業の今後を考えるのが狙い。製造業関係者や自治体関係者ら約100人が参加した。
 4人の識者が、国の政策、中小企業、産業デザイン、観光活性化をテーマに講演を行った。日本政策投資銀行地域企画部地域振興グループ参事役の藻谷浩介氏は、統計データを駆使しながら東京が世界トップクラスの交通密集地であることを指摘。1年に約6000万人が鉄道や飛行機を使って行き来するが、「意識して観光を売り込まなければ地元には1銭も落ちない。例えば日本ほど長大なモノレールは外国にないので、英語や中国語のガイドを付ければ3000円取れるツアーになる」と語った。講演後、都内に本社を置く中小企業経営者4人がパネルディスカッションを行った。


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