全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・NITEC埼玉産学交流会、斉藤精一郎氏が中小テーマに講演

 埼玉産業人クラブ・NITEC埼玉産学交流会(長谷川勉会長=長谷川鉄工所社長)5日、8月例会として日本工業大学宮代キャンパス(埼玉県宮代町)で同大学や県内金融機関などと共同の産学連携セミナーを開いた。地域の企業関係者ら約270人が来場した。
 「日本経済の見通しと21世紀の中小企業のあり方」がテーマ。講師には、NTTデータ経営研究所所長で社会経済学者の斉藤精一郎氏を招いた。斉藤氏は「今後も日本の主要産業は製造業。だが、今までとは違う先端製造業立国となるべきだ」と提言。国内中小企業が生き残るためのポイントとして海外進出、高度な開発への注力、特産品など地域資源の活用―の3点を挙げた。
 同セミナーは、この日で2回目。日本工業大学の柳沢章学長は「大学にとっても世界の流れを見極めることの重要性が増している中、経済動向を学ぶ機会があることは意義深い」と定期的な開催に向け意欲を見せた。


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