全国各クラブの活動報告

サントリーのワイナリー見学

 東京産業人クラブ(千野俊猛会長=日刊工業新聞社社長)2日、山梨県甲斐市のサントリー「登美の丘ワイナリー」を訪問した。暑気払いを兼ね、ワインの製造工程を見学し、モノづくりへの理解を深めるのが目的。城北産業人クラブや東京産学交流会との共催で約20人が参加した。
 同ワイナリーは面積約150ヘクタール。1909年のオープンで今年で101年の歴史を誇る。 ブドウの破砕・圧搾から醸造までの一連の工程を見学し、大川栄一ワイナリー長の説明を受けた。「国産ブドウを100%使ったワインは、高温多湿の風土に合った日本ワイン。将来は海外に輸出したいと考えている」と意気込みを語った。
 参加者はワイナリーで生産された5種類を試飲。一本5万円の「登美 ノーブルドール」は貴腐ワイン特有の豊かな甘みがあるなど、ワインごとの複雑な味の違いを堪能。ワイン一本一本に注がれた技術者や栽培関係者のモノづくりへの心意気を感じていた。


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