全国各クラブの活動報告

内子文楽の鑑賞会開く

 中国四国産業人クラブ(深山英樹会長=広島ガス会長)は8月22日、NPO法人のキラリ会、松山悠遊クラブと共催で、内子文楽の鑑賞会を開いた。猛暑にもかかわらず30人以上が集まり、愛媛県内子町の内子座に向かった。
 内子座は1916年に創建された2階建ての木造劇場。老朽化のため取り壊しの予定だったが、85年に復元。回り舞台や花道、ます席を備えた本格的な劇場として再スタートした。文楽の公演は今回が14回目。定員650人の劇場は超満員。参加者は少々狭い思いをしながらも約3時間、人形の魅力に見入っていた。
 内子町は愛媛県の南予地方に位置する人口2万人足らずの小さな町。町をあげて町並みの保存に力を入れており、内子座にも年間7万人が訪れるという。今回も松山からの参加者も多く、少々難解(?)な文楽ながら、地元に根付いた文化を大切にしようという思いが伝わる鑑賞会だった。


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