全国各クラブの活動報告

名古屋にある県事務所の学習会

 名古屋産業人クラブ(内藤明人会長=リンナイ会長)は8月24日、名古屋市に拠点を置く各県事務所を対象にした学習会を名古屋市東区の日刊工業新聞社名古屋支社6階ホールで開いた。学習会では西島篤師西島社長が「定年のない会社のモノづくり、人づくり~一生元気・一生現役」と題して講演し、参加者39人が聞き入った。
 西島社長は「わが社にはもともと定年制がない。勤続50年を超える社員のために07年に表彰制度を設けて"50年クラブ"を作った。会員は5人いる」と、世界でも類を見ない表彰制度を紹介した。続いて「会社にとって最大の財産は人。定年で退職させるのは排除の論理でしかない。健康で優れた技能を持ち、働く意欲があればいつまでも勤務可能。労働人口が減少していくなか、高齢者の経験を生かすのは当然のこと」と力説した。
 さらに「会社で変えていけないのは創業者精神とか社風。逆に、これを守るために変えなければいけないこともある」とし、「人を生かすことと品質保証の技術が重要」と強調。その後、講師への質問や情報交換など、予定時間をオーバーするほど熱心に懇談した。


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