全国各クラブの活動報告

"場面情報"共有は中小ならでは

 東京産業人クラブ(千野俊猛会長=日刊工業新聞社社長)14日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで定時総会を開いた。2009年度事業・収支決算報告や10年度事業計画・収支案などを審議し原案通り承認。また、役員改選では新理事に東成エレクトロビームの上野保社長を選出した。今年度の活動方針については、産業界の発展に欠かせないコミュニティーの一つとして産業人クラブの活動を一層活発化させていくこととし、会員増強と事業承継に合わせた若手経営者の交流促進などに取り組む。
 その後の特別講演会では、嘉悦大学経営経済学部の黒瀬直宏教授が「国際競争で勝ち残る中小製造業の経営戦略」と題し講演(写真)。「その場その場で発生している"場面情報"を共有できるのは中小企業ならでは」といった話に参加者は熱心に耳を傾けていた。
 懇親会では寺町彰博副会長(THK社長)が「ハイクオリティー、ホスピタリティー、リーズナブルが日本企業の強み。過度に守られるのではなく、戦いながら生き残っていこう」、井上裕之副会長(愛知産業社長)が「日本を支えているのは中小企業。大きな声を上げ新しい政権を支えよう」とあいさつ。約1時間半にわたって、親睦(しんぼく)を深めた。


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