日本機械学会関東支部千葉ブロック共催で産学官シンポジウムを開催。(平成21年11月16日) |
千葉産業人クラブ(白鳥豊会長=白鳥製薬社長)は16日、日本機械学会関東支部千葉ブロック(邉吾一ブロック長=日本大学生産工学部教授)と共催で「2009産学官シンポジウム」を千葉市内のホテルで開いた。「枠組み越えた知の発信でイノベーションを創出―オール千葉のシーズから新産業の種を見いだせ」と題し、県内産業の成長基盤を築くための産学連携をどう進展させるかという観点から、その課題と可能性を探った。
産学官の計約120人が参加。荏原製作所理事で日本機械学会関東支部長の後藤彰氏が「研究開発における産学連携と荏原製作所富津工場の戦略」と題し基調講演。共同研究を通じて感じた産学連携のポイントのほか、同社が高圧ポンプの生産拠点として羽田工場(東京都大田区)から移設した千葉県富津市の新工場の戦略を語った。この中で後藤氏は「産学連携には人脈の連鎖が大事。今回のシンポジウムのような交流の場や学会などをうまく活用するべきだ」と語った。
これに続く研究シーズ発表会では、木更津工業高等専門学校、千葉工業大学、千葉大学、東京理科大学、日本大学の5校がそれぞれが取り組んでいる最新の研究テーマを披露。「オール千葉」の取り組みとして、県内の複数大学が枠組みを超えて企業向けに最新の研究シーズを発信するのは初めての試みとなった。
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