千葉産業人クラブ（伊藤潔会長）は、６月１９日に千葉市中央区の三井ガーデンホテル千葉で「０８年度定時総会」を開きました。総会では０７年度の事業報告・収支決算や０８年度の事業計画、収支予算案、役員の改選などの議案について審議し、それぞれ原案どおり承認されました。
　総会後は、ファソテックの長見茂社長が「デジタルものづくりの変遷と今後の課題」と題して記念講演（写真）。「３次元設計は、形状把握や製品、生産検証に適しているなどの利点から普及が進んでいる。今後は部品の型が変わった歳にも従来の３次元データを活用する方法が課題だ。再活用できれば、開発期間の短縮が可能となる」とそのＩＴを使ったモノづくりの可能性を語りました。
　引き続き行った懇親会では、来賓の堂本暁子千葉県知事が「県は環境、観光などを重点に置いた施策を進めている。もちろん、県内経済の活性化には中小企業に強い力をもってもらうことも必要だ」と産業振興策を強調するなど、参加した約１３０人が親交を深めました。